東京5美大の1つとされる東京造形大学はどのようなところなのか、大学の特徴や選べる学科・専攻などをまとめています。また、気になる評判や就職状況も調査!東京造形大学に入学を決めた理由や、卒業生の進路も調べてみました。
東京造形大学は、「桑沢デザイン研究所」の創立者としても知られる桑澤洋子によって、1966年に設立された美術大学です。美術やデザインによる自己表現という枠を超えて、創造的な造形活動で社会に貢献するという建学の精神が、「造形」という名称に込められています。東京造形大学は東京5美大の中では比較的新しい大学。専門的な知識や技能に加え、社会へ向けて広い視野を持つことを目的とした独自の校風が特徴です。
東京造形大学造形学部にはデザイン学科と美術学科があり、10の専攻に分かれています。そのうち8つの専攻はデザイン科の領域で、デザイン系の学びが充実しているのも東京造形大学の特徴。グラフィックデザインやインダストリアルデザインといった各分野のデザイナーを育成する学科だけでなく、アニメーションやメディアデザインなどの領域を専門的に学べる学科があるのも魅力でしょう。
さらに、「人間形成科目」や「ハイブリッド科目」という、学科や専攻に関わらず履修できる科目が多くあるので、幅広く芸術を学べることと自由度の高さも注目したいポイントです。「第11回テレメール全国一斉進学調査(2023年度)」のアンケート結果によると、東京造形大学に入学した学生の約半数が、「教育内容が良い」ことを入学した理由として挙げていました。
東京造形大学はデザイン学科の専攻が多いこともあり、様々な分野のデザイナーとして活躍する卒業生が数多くいます。また、アーティスト、プランナー、カメラマン、映像作家、建築科、編集者、学芸員、教員など、卒業生の進路は多様です。
東京造形大学の一般選抜(一般方式)入試の内容は、デザイン学科と美術学科で異なります。デザイン科は学科試験2科目と実技試験1科目、美術学科はデッサンと油彩画の実技試験2科目です。美術学科は学科試験がないので、実技だけで挑戦したい受験生は要チェック。総合型選抜入試は、ポートフォリオの書類審査とプレゼンテーション(自己アピール)をおこないます。
かなり山の中にありますが、それによって周りを気にせず作業ができます。敷地内を散歩するだけでもアイデアが浮かびそうな、面白い建造物もあったり、自然の中でのびのび学ぶことができます。学生が自由に立ち入りやすい教授室や準備室には常に卒業生のスタッフさんがいたり、膨大な作品をすぐに見ることができるので利用しやすいです。スタッフさんは作業を手伝ってくれたり機材の使い方が分からない場合、丁寧に教えてくれます。
実践的な授業が非常に充実しています。学生の数があまり多くないので、作業が孤独になりにくく、先生が細かく指導してくれます。他の学科の授業をうけられるカリキュラムのおかげで、視野が狭くなりがちな不安感が少ないように思います。また他の学部の先生に指導してもらうことで、これから自分はどんな仕事がしたいのかをよく考えるきっかけにつながると思います。授業の中で作品を期限以内に提出することで、社会に出てからのネックである締め切りを意識しながら自分の納得いくものを作るという訓練にもなります。
集中できる環境であり、教師陣も色々な人がいる。とても満足である。
周囲に自然が多く作品作りには困らない。
専攻学科以外にも、他学科の授業も受けることができるので、少し別角度から学びをもらえる
自分の好かな時に、進路相談室に出向けば相談ができることと、アポをとれば実際に専攻に関する仕事をしてきる教授陣にも話を聞ける環境でありいい
美大なので普通の講義でも面白い先生もいる。専門授業は真面目にやれば自分の身になるだろうが、さぼってばかりいるとどんどん置いていかれるので注意。ただ人気の授業は抽選で取れなかったりするので、落選が続くとやりたい授業も受けられず多額のお金を払っている意味が分からなくなる。
ゼミは説明会に行かないと入れなくなるのでそれだけちゃんと行くこと。人気の先生は取れなかったりするけどちゃんと1、2年生のうちに先生の特徴をそれぞれ把握して選ぶことをお勧めする。学祭でお店を出すゼミもあるので、楽しいところは楽しい。
自分の好きな専攻に入れた場合当然楽しいです。実践的なデザインを学べて教授陣ももちろん協力的です。2年時からはかなり忙しくなりそうです。
グラフィック専攻です。専攻の授業内容は充実しており、とても勉強になりますので満足です。座学は正直当たり外れがあるので、自分が本当に学びたい授業をとるべきです。
研究授業で絵画C、版画を選択していたが、地下のアトリエにはプレス機や腐食室など設備が充実していて、集中して作業を行うことができた。
美大なので自分でやることも多いが教授は優しく、講義も充実している。
絵画専攻は2年生から研究授業の選択が始まり、より専門的な技術を学ぶことができ、それぞれのアトリエでのびのびと制作することができる。
専任教授だけでなく講師や、特任教授からの授業も受けられます。実際にデザイナーとして働いている人から講義を受けられるのでそれはすごく励みになります。授業自体も週に3回ほど確保され、能力を身につけられます。また専門科目という、必修ではないけれど自身の専攻する科目について学びを深められる単位もあります。さらに、ハイブリッド科目という、他の専攻が行うような内容を学べる科目もあります。専攻はもちろん、それを超えた幅広い学びがあることがとても良いと思います。
東京造形大学は、デザイン系の専攻が充実しています。学科・専攻に関係なく履修できる科目も多いので、比較的自由度の高いカリキュラムが評判のようです。大学で幅広く学びながら、自分の表現や進路について掘り下げていきたい人にも良さそうですね。