美大卒業後の進路は?
美大に進学したいけれど、美大生の卒業後って実際どんな感じなの?と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。そこで、美大卒業後の進路について紹介していきます。美大で学んだことはどのように活かされているのか見ていきましょう。
美大生の卒業後の進路とは?
「美大生って就職しない人が多いの?」「卒業後はどうしているの?」など、卒業後のことが気になって、進学を迷っている受験生もいるかもしれませんね。確かに、美大生の進路は、一般的な大学生の進路とは少し違います。美大卒業後の進路は、クリエイティブ職を中心として多岐にわたり、様々な分野の第一線で活躍している人がたくさんいます。
美大卒業後の進路を大きく分けると、就職、進学、その他(作家活動など)の3つです。就職希望者の就職率は高めで、デザインなどの専門職から総合職まで、美大卒の強みを活かして多くの学生が就職しています。このほか、大学院や海外の美大に進学して作品制作を続ける人や、就職や進学をせずに作家活動の道を選択する人も。
学科によって違う?美大の進路事情
美大の学科にはファインアート系とデザイン系があり、この2つは進路の傾向にも違いがあります。ファインアート系は絵画や彫刻などの純粋芸術、デザイン系はグラフィックやプロダクトなどのデザインを学ぶ学科のことです。
デザイン系の学科は就職希望者が多く、デザイン事務所や広告関係、出版社、ゲーム会社、映像関係など、デザイン科の強みを活かせる職種も豊富にあります。一方、ファインアート系にも就職希望者はいますが、デザイン系よりも芸術家として活動していきたい人の割合が多めです。そのため、大学院へ進学したり、アルバイトなどをしながら作品制作したりする人も結構います。
美大で目指せる!将来なりたい職業まとめ
仕事と作家活動の両立はできる?
美大には、描くことや創ることが好きな人が集まっているため、卒業後も仕事をしながら作品を制作している人は多いです。卒業後すぐにアーティストやクリエイターとして生計を立てるのは難しいという事情もあります。就職して安定した収入を得ながら空いた時間で制作を続けていく人もいれば、時間の融通が利くアルバイトで作家活動を優先する人も。美大卒生におすすめのアルバイトには、アトリエ・絵画教室の講師、中学・高校の非常勤講師、デザイン・イラスト関係、美術館スタッフ、画材店などがあります。
美大卒業生は多種多様な進路で活躍!
このように、美大卒業後の進路は人それぞれです。企業でも、フリーランスでも、色々な分野で活躍している卒業生が大勢いるのは心強いですね。仕事をしながら制作活動を続けている人も沢山います。美大卒業生の多くは、受験生のときから美術予備校などで腕を磨いていました。将来の進路のために美大を目指すなら、美術予備校で学ぶのが近道です。