美大の入試で必要な持ち物とは?
美大の入試では、受験する学科・専攻の実技に使う道具を持参する必要があります。でも、これから実技対策を始める受験生にとっては、「デッサンってどんな道具がいるの?」「何を買い揃えればいいの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、美大の入試で必要となる持ち物について紹介していきます。
美大受験は持ち物が多い!
実技試験がある美大入試では、必要な道具は自分で持って行く必要があるため、当日の荷物がとても多いです。各大学・学科の募集要項をよく読んで、必要な道具が揃っているか確認しておきましょう。デッサン、デザイン系(色彩構成など)、絵画系(油彩など)と、それぞれ実技で使う道具も異なるため注意が必要です。そして、大事な受験票の準備も忘れずに!受験票が郵送されてくるのか、PDFを自分でプリントアウトして規定サイズに切るのか、大学によって違うので、こちらも確認して準備しておきましょう。
実技入試に必要な持ち物リスト
実技入試の持ち物として、デッサンとデザインで必要となる主な道具をそれぞれ紹介していきます。ただ、実際の持ち物は大学や学科によって異なるので、詳細は必ず募集要項で確認してくださいね。
デッサン(鉛筆)の道具
カルトン(パネル)、鉛筆(6H~6Bで必要なもの)、消しゴム(カドケシ、ねり消し)、カッターナイフ(鉛筆削り用)、フィキサチフ(定着液)、クリップ・画鋲、その他デッサン用具(はかり棒、デスケール、擦筆、ガーゼなど)
デザイン(色彩構成)の道具
パネル(カルトン)、不透明水彩絵の具(アクリルガッシュなど)、筆(平筆、丸筆、面相筆など)、絵の具皿、筆洗、直定規、三角定規、コンパス、烏口、絵の具皿、マスキングテープ、鉛筆、消しゴム、カッターナイフ、画鋲・クリップ、その他デザイン用具(色見本帳、溝引き用ガラス棒、雑巾など)
入試当日あると便利な持ち物は?
実技に使う道具以外に、必ず持って行くと良いものは時計です。受験会場ではスマートフォンなどの電子機器の電源は切っておくので、腕時計や小さめの置時計(針の音が静かなもの)を持参しましょう。
また、美大の実技試験は1日5~6時間と長丁場なので、お弁当を持っていきます。学食も営業していますが、席が空いているかどうかを含めて必ず利用できるわけではないので、お弁当を持参する人が多いでしょう。小腹が空いたときのために、飴やチョコレートなどのちょっとしたおやつも用意しておくと安心です。
必要なものをもれなく揃えよう!
実技に使う道具の中には、絵を描かない人には馴染みのないものもあるので、美術予備校に入って初めて道具を知る人も多いです。美術予備校では、デッサンや専攻別の実技対策から当日の持ち物に至るまで、美大受験に必要となる知識を得ることができます。事前にしっかり準備しておくことで、落ち着いて当日を迎えられるでしょう。