社会人でも美大を受験できる?
美大への憧れをもったまま社会人になり、やっぱり美大に通って学びたい、と思う人もいるでしょう。「受験」と聞くと学生がするもの、というイメージがあるかもしれません。しかし大学入学に年齢制限はなく、社会人でも受験は可能です。
ここでは社会人が美大を受験する場合のコース例や受験方法などを紹介します。
社会人でも美大を受験して入学が可能
社会人になっても、美大受験は可能です。一度は社会人になって美術から離れたけれど、やっぱり美大に通ってしっかりと学びたい!という人もいるでしょう。また、美術に関連する仕事につくことで、美術に興味をもった人もいるかもしれません。
日本では大学は高校生の進路である、というイメージが強いですが、大学は年齢宣言がなく、高卒資格があれば誰でも通えます。
社会人であっても、美大受験はもちろん、美大に通って学生として学ぶことができます。
社会人でも受験できる美大のコース例と受験方法
社会人の受験方法に特別な方法はなく、一般的な入試で合否が判定されます。まずはどんな通学スタイルで、どんなことを学びたいのか明確にしましょう。以下は社会人が受験できる美大コースの参考例です。
全日制
一般的な通学スタイルで美大に通うパターンです。全日制は本格的に基礎から美術が学びたい社会人におすすめです。他の学生と切磋琢磨しながら、卒業を目指します。
美術大学院
大学を卒業した学歴がある人は、美術大学院への進学が可能です。美術大学院は大学を卒業していれば、学部や分野問わず受験資格があります。今すでに美術に関係する仕事に触れており、仕事でのスキルアップのために美術大学院で学ぶという社会人も多いです。
ある程度美術に関して学んできた・知識があるという人は、美術大学院への進学も選択肢に入れてみましょう。
通信制
美大に通いたいけれど、キャンパスに行って学ぶのはちょっと不安、今の生活環境を変えずに美大に通いたいという場合は、通信制の美大がおすすめ。
通信制であれば、キャンパスに通う頻度が少なく、社会人でも気負わず通えるのが特徴です。
通信であっても講義はしっかりと受けられるようになっています。製作に関する不安があるかもしれませんが、通信制を設けている美大でどのように作品づくりができるのかを確認し、自分の希望する学びが通信制で可能かどうかを確認してみましょう。
社会人でも美大の受験を検討しよう
社会人からでも、美大の受験は挑戦可能です。何が学びたいのかを明確にすると、進学先や目指す分野などが見えてくるでしょう。社会人になってからのほうが、自分が学びたい内容や目指したい理想像が明確になり、美大進学にチャレンジしたい気持ちが高まる人も多いです。
社会人から挑戦する場合は、大学を卒業しているとそのまま大学院が目指せる、という点は大きなメリットです。より専門的な分野に絞って学べる絶好のチャンスとなるでしょう。
社会人から美大を目指したいなら、まずは美術予備校への通学がおすすめ。美大を目指す仲間たちがいる環境は、美大を目指す社会人にとって良い刺激となるはずです。