東京5美大の1つであり、東京藝大や武蔵美と比べられることも多い多摩美術大学は、多くの受験生が目標としている憧れの美大です。そんな多摩美の特徴や入試情報をまとめました。気になるキャンパスの様子や卒業後の進路は?
多摩美術大学は、武蔵美と共に私立美大トップの双璧をなす人気の大学です。初代学長の杉浦非水氏がグラフィックデザイナーだったこともあり、グラフィックデザイン学科をはじめとするデザイン系学科が充実しているのも特長。多摩美には15の学科・専攻があり、プロダクトデザイン、テキスタイルデザイン、環境デザイン、情報デザイン、絵画、彫刻、工芸、演劇舞踏、芸術学など、様々な分野を学ぶことができます。また、「自由と意力」を重視する教育理念のもと、学科や学年に関わらず履修できる実践的なカリキュラムが充実しているのも魅力でしょう。
八王子と上野毛にキャンパスをもつ多摩美術大学。キャンパス内には、各分野に特化した棟があり、作品を展示できるギャラリー、最先端のデジタル機材や映像編集施設、撮影設備の整ったスタジオなど、充実した環境があります。そして緑豊かな八王子キャンパスで目を引くのが、アーチ構造が美しい図書館!多摩美の客員教授で建築家の伊東豊雄氏が設計し、2007年に完成した図書館は、学生だけでなく、一般の方も利用できるおすすめのスポットです。
多摩美術大学には、著名なアーティストやデザイナーなど、様々な分野の第一線で活躍している卒業生がたくさんいます。デザイン系に強みのある多摩美は、人気企業や大手企業にも就職実績多数。日本を代表するゲーム会社や自動車会社、大手広告代理店、玩具・文具メーカーなど、多くの企業にクリエイティブ職や総合職として就職しています。
多摩美は、大学内で実施される企業説明会や、企業のデザイン部門からアドバイスをもらえる公開プレゼンテーションなどの機会も多いです。こうした美大出身者に特化したキャリア支援の充実が、多彩な進路実績へとつながっているのでしょう。
自分は油画を専攻しておりましたが、油彩で絵を描かなければいけないなどの指定はありません。自由課題に関してはテーマも自分で決められます。デッサンが上手い必要もありません。4年生になると各自使えるアトリエも広くなり、そこそこ大きな作品を制作できます。アトリエには教授や講師、助手さんも巡回してくるため、好きなタイミングで好きな質問を出来ます。努力すればするだけ成果を得られるような課題が多いことも良い点だと思います。
自分の所属している学科の棟にはパソコン室、印刷室、撮影録音スタジオなど、学生の作品制作に対しての幅広いニーズに応えた設備があります。自分はアニメーションやイラストを制作していたのでパソコン室や印刷室をよく使用していました。個人ではとても手に届かないようなプロ用の大判の印刷機が2台も設置してあります。自分の頑張りに応じてプロ級の高価な機材を使って作品を制作できたという点においてはとても満足しています。
校内はとても綺麗で満足しています。
先生方もとても優しく教えてくれているので助かっています。
キャンパスもとても綺麗で描きやすいです。
とても通いやすい場所にあります。虐めも少なく、先生も皆良い方ばかりです。自分の専門専攻だけでなく、工芸や美術など色々な事をさせて貰えます。自分が関心を持った部類を体験する事が出来るのでとても楽しいです。
授業内容も教授の指導も手厚いのでかなりいい。
ただ本当に忙しいので頑張ろう。また、他の学科で学んだことが、また別の講義で取り上げられたりして、無意識のうちに繰り返して学ぶことができるなど、頭に入りやすい。今まで目につかなかった新しい視点も増えたと感じている。
とにかく有名な教授が多い為、良い環境で学べていると感じる。様々なデザインを習う。苦手な分野も。忙しい。
自分の手で作るのが好きな人には本当にオススメです。かなり専門的な技術を学べます。
代わりに、かなり工芸という分野に知識も技能も偏ってしまうので、他に気になる分野があるのなら自分でその分野の授業を履修したりする必要があります。
地味にコツコツ続ける作業も多いので、忍耐力が鍛えられます。なので、立体物を作るのが好きな人にはオススメしますが、好きではない人はかなり苦痛かもしれないです。
しかし、サークルや授業の履修、作品の展覧会など、自分の行動次第で活動の幅を無限に広げられます。受け身にならなければ、かなり充実した学生生活にできます。
専門性のある先生方なので面白いし充実しています。その分野の面白さをご自身の経験から独特の講義で教えてくださる先生や、資料や映像でわかりやすく提示してくださる先生等、個性的です。課題が大変な事もありますが一つ一つしっかり取り組めば、自分の人生の中で損はないです。教員免許取得のための必修教科で、美術以外の教科であったとしても、美大生の心に響くような授業をしてくださいます。
同じ美術の分野で活躍したい人との多くの出会いがあります。世界を広げて、クリエイティブな分野で活躍したい人に、とても良い大学だと思います。
選択科目では、単位や論文などは、一般的な大学と同じ基準だと思います。他の大学と比べて、美術に精通する内容になっている教科も多くあります。映像論や教養総合講座、美術史概論、などです。
人気のグラフィックデザイン学科をはじめ、デザイン系に強いイメージのある多摩美は、就職にも有利なようです。やりたいことを自由に学べるカリキュラムも良いですね。入試は倍率も高く、実技で求められるレベルも高いため、合格のために対策は必須です。共通テストのみで受けられる学科もあるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。