美大の専攻一覧
美大にはどんな学科や専攻があるのかまとめてみました。それぞれの専攻で学べる内容とは?また、学科・専攻を選ぶときのポイントもご紹介!美大に行きたいけれど、どの分野にするか迷っているという受験生は、ぜひチェックしてみてくださいね。
多彩なデザイン系の学科・専攻
デザイン系の学科や専攻は、大学によって様々な名称があり、種類も多いため、それぞれどんなコースなのか分かりにくいかもしれませんね。そこで、デザイン系の専攻を大きく4つに分けて紹介していきます。
平面デザイン系
ポスターや広告のデザイン、イラストレーションなどの分野を学びます。平面デザイン系は受験生からも人気があるため、入試倍率は高め。特に人気が高いのが、「タマグラ」こと多摩美のグラフィックデザイン学科や、「視デ」こと武蔵美の視覚伝達デザイン学科などです。
空間デザイン系
インテリアなどの内部空間や、ランドスケープなどの外部空間をデザインする分野。環境デザイン(多摩美、女子美)、空間演出デザイン(武蔵美)、室内建築(東京造形)、劇場美術デザイン(多摩美)、建築(武蔵美)など、大学によって名称や学べる内容も様々です。
立体デザイン系
あらゆる製品や工芸品など、立体物のデザインをする分野です。プロダクトデザイン(多摩美、女子美)、工芸工業デザイン(武蔵美)、インダストリアルデザイン(東京造形)、工芸(東京藝大、多摩美、女子美)などの学科があります。
情報デザイン系
デジタルコンテンツのデザインをする分野です。多摩美の情報デザイン学科、武蔵美のデザイン情報学科、東京造形大のメディアデザイン専攻領域などで学べます。
このほか、東京藝大のデザイン科や多摩美の統合デザイン学科のように、幅広い分野のデザインを総合的に扱う学科もあります。
美術系・その他の学科・専攻
美大には、デザイン系以外にも様々な学科・専攻があります。代表的な専門領域を見ていきましょう。
絵画
技法別に、日本画、油画、版画などの専攻に分かれています。東京藝大大学院では、壁画の技法も学べます。
彫刻
様々な表現技法を使って、立体の造形表現を会得していきます。石、木、金属、テラコッタ、プラスチックなど、扱う素材も多種多様です。
映像
映画やアニメーション、デジタル作品の制作などをおこなう学科です。実技試験に特徴がある武蔵美の映像科では、例年、絵と文章で表現する課題が出されています。
学科・専攻選びのポイントは?
美大の学科・専攻選びに迷っているなら、自分の好きなこと、得意なことを思い浮かべてみてください。そこから専攻を決めるのも1つの方法です。また、卒業後に就きたい職業が決まっている人は、そのための専門性を身につけられる学科を選ぶことで、就職にも有利になるでしょう。
志望する専攻に合わせて対策しましょう
美大の学科・専攻は、たくさんの専門領域に分かれているので選択肢が豊富です。学びたい分野を決めたら、どの大学のどの学科に行きたいのか、詳しく調べて決めてくださいね。また、専攻によって受験内容も異なるため、美術予備校などで志望する専攻に合わせた対策をしておくことも大切です。