美術予備校は怖い?
美術予備校に「怖い」という印象を持っている人もいるのではないでしょうか?美術予備校ではどのような授業が受けられるのかを知ると、その理由が見えてきます。そこで、美術予備校の授業内容や、怖いと思われる理由について解説していきます。また、美術予備校を選ぶ際に確認しておきたいポイントもご紹介。
美術予備校ってどんなところ?
美術予備校は、美術大学の受験対策に特化した予備校です。デザイン、油画、日本画、彫刻など、志望する専攻に合わせた実技や学科の授業が受けられます。実技と学科で合否が決まる一般入試はもちろんのこと、ポートフォリオの提出や面接がある推薦入試にも対応している予備校が多いです。
美大生のほとんどは、入学時にはすでに実技の基礎力がありますよね。それは、受験生のときに美術予備校に通っていた人が多いから。美術予備校では、デッサンや絵画、平面構成など、絵のテクニックや基礎力をしっかり指導してくれます。
美術予備校が怖いと思われる理由
多くの美大受験生が通っている美術予備校ですが、怖いと思われているのはなぜでしょうか?美術予備校が怖いと感じる主な理由は、「講評で厳しいことを言われるかもしれない」ということだと思います。
また、美術予備校で定期的に実施される「順位付け」も、受験生が不安になる理由かもしれませんね。順位付けは、実際の実技試験を想定しておこなう模試のようなもの。点数順に作品が並べられて、1位の作品から講評されていくので、その時点での自分の画力や課題が分かります。
講評での厳しいアドバイスや順位付けは、あくまでも受験生の基礎力を効率的に鍛えるためのものです。ただ、努力しても伸び悩んでいるときなどに厳しいことを言われると、さらに落ち込んでしまう受験生もいるでしょう。
美術予備校を選ぶときのポイント
美術予備校と一口に言っても、圧倒的な合格実績を誇る大手予備校から、手厚いサポートをおこなっている予備校まで、様々あります。そのため、何を基準に美術予備校を選んだらよいか迷ってしまう受験生も多いのでは?
まず、美術予備校を選ぶ際に確認しておきたいのが「合格実績」。自分の志望大学の合格者数や現役生の合格者数もチェックしてみてください。
そして、講師と生徒の距離が近い美術予備校もおすすめです。美大受験に必要なスキルを身につけるために、時には厳しいアドバイスも必要でしょう。でも、悩んでいるときに、親身に寄り添ってくれることも大切なポイントですよ。
生徒に寄り添ってくれる美術予備校がおすすめ
「講評や順位付けで厳しいことを言われるのが怖い」と思っている受験生は結構いるようですね。でも、講師と生徒の距離が近く、1人1人と親身に向き合ってくれる美術予備校もあります。厳しいところは心が折れそう……と不安な人は、自分に合った美術予備校を選んでみてはいかがでしょうか。