美大受験が向いている人とは?
ここでは、美大受験が向いている人の特徴と美大の推薦入試が向いている人の特徴を解説しています。
一般入試での 美大受験が向いている人の特徴
合格のチャンスを増やしたい人
一般入試は原則として実技試験と学科試験で構成されます。学科試験は一般方式と共通方式にわかれます。一般方式と共通方式は別の試験であるため、別々に受験することが可能です。つまり、一般入試は合格のチャンスが2回あります。合格のチャンスを増やしたい人に向いています。もちろん、面接やポートフォリオより学力に自信がある人にも向いています。推薦入試よりも定員が基本的に多い点も魅力です。
基礎をしっかり学べる人
美大の入試には実技試験があります。具体的な内容は大学で異なりますが、素描課題と専攻別課題を採用しているところが多いでしょう。実技試験では、最低限の基礎力を問われます。ここでいう最低限は、美大生としての最低限です。一般的に絵がうまいレベルでは、基本的に通用しません。予備校などで、基礎をしっかりと学んでおくことが求められます。受験に向けて地道に努力できる人も美大受験に向いています。
実技に自信をもてない人
美大の中には、学科試験だけで選考を行っているところがあります。このような美大を選べば、デッサンなどの基礎力が身についていなくても合格できる可能性があります。ただし、すべての美大・学部・学科に、実技試験なしで合格できるわけではありません。実技試験を避けたい場合は、各大学の受験要項を調べるとよいでしょう。
推薦入試の受験が向いている人の特徴
推薦入試は、入学したい美大、学びたい学科が決まっている人に向いています。また、志望理由書や面接、ポートフォリオなどをもとに評価するため(具体的な選考方法は美大で異なります)、一般選抜の実技試験で時間内に作品を完成させることが難しい人にも向いています。ただし、推薦入試も美大入試のひとつです。受験すれば誰でも合格できるわけではありません。推薦入試では、受験する美大に入学したい理由、入学後あるいは卒業後にやりたいこと、これまで努力してきたことなどをアピールする力が求められます。自らの体験を整理して話せるなど、 アピール力がある人も、美大の推薦入試に向いているといえるでしょう。ちなみに、推薦入試は美術系の高校に通っていた人、美術部に所属していた人以外でも受験できます。
まとめ:美大受験に挑戦しましょう
美大受験は、基礎をしっかり学べる人や自分の美意識に自信をもてる人などに向いています。入学したい美大が決まっている人は、推薦入試を選んでもよいでしょう。推薦入試は、志望理由が明確で、自己アピールが得意な人などに向いています。また、面接やポートフォリオなどで評価をするため、作品を完成させるのに時間がかかる人にもチャンスがあります。自分に合っている方法を見つけて美大受験に挑戦しましょう。
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