美大は地方と東京のどちらを受験するのが良い?
美大への進学を希望する際、東京にある美大を受験するべきか、それとも地方にある美大も受験するべきか迷ってしまう人も多いでしょう。
ここでは、地方の美大を受験するメリット・デメリット、東京の美大を受験するメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
地方の美大を受験するメリット・デメリット
メリット①:それぞれの地域に根付いた文化がある
地方には、それぞれ歴史があり、地域ごとに根付いた文化が存在しています。例えば京都であれば、昔から受け継がれてきた建造物や文化が豊富です。地方の特色に合わせた教育を取り入れる美大も多く、東京の美大では触れることができなかった芸術にも自然に出会える可能性があるでしょう。
メリット②:ゆったりと学べる
地方の美大は東京にある美大よりも学生の数が少なく、教授や先輩との距離が近いのが特徴です。しっかりと1人ひとりの学生に目を配ってくれるので、積極的に話しかけたり質問したりするのが苦手、という人でも学びやすいでしょう。
また東京よりも人口が少ないため、静かで落ち着いた暮らしができ、ゆったりと学べます。
デメリット①:展覧会の開催が少ない
美大に通い、センスを磨くために展覧会や講演会に行きたいと思っても、開催されるのはほとんど東京です。そのため、地方から東京まで展覧会のために遠征する必要があるでしょう。
デメリット②:周りのレベルがそれほど高くない
やはり美術の才能がとびぬけている人の多くは、東京の美大に通う傾向があります。上記で紹介したように、地方の美大はゆったり学べる分、上昇したいという気持ちがあまり高まらずに卒業を迎えてしまう、という可能性もあるでしょう。
もちろん地方の美大にも美術の才能に優れた人は多いですが、東京にある美大と比べると周りのレベルがあまり高くないので、仲間と切磋琢磨してもっと上を目指したい、という人には物足りなく感じてしまうかもしれません。
東京の美大を受験するメリット・デメリット
メリット①:常に刺激を感じられる
東京は、美術・芸術・文化など、さまざまな事柄において常に新しいものに触れる機会が多い場所です。また東京の美大には有名な人が教授として指導してくれることも多く、常に刺激を感じられるでしょう。
メリット②:ネームバリューの恩恵が受けられる
東京の美大は、誰もが知る名前の美大が多いです。誰でも知るような名前の美大に通っている、もしくは卒業したというだけで箔がつきます。ネームバリューの恩恵を受け、さまざまな場所でアピールできるでしょう。
デメリット①:人に埋もれて終わってしまう
東京の美大で実力を開花させられず、多くの学生に埋もれて終わってしまう人も少なからずいます。自分自身でもっと学びたいとアピールしないと、教授や先輩の目に留まらないのが現実。地方の美大よりも、東京の美大は実力社会です。
デメリット②:学費や家賃が高い
東京の私立美大は、学費が高めに設定されています。さらに家賃も高いため、トータルで支出する費用は地方の美大に通うよりも高くなると考えておきましょう。
まとめ:美大について地方と東京それぞれの特徴を知っておこう
美大受験を目指すなら、まずは志望校の決定が優先事項です。地方の美大にするか、それとも東京の美大にするか迷ったら、それぞれのメリット・デメリットをチェックしてみましょう。自分にとってどちらが適しているかを判断し、合格のために努力することが大切です。
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