美大合格者多数輩出!
湘南美術学院ってどんなところ?
掲載ご希望の大学の方へ
美大まるわかりメディア「美大全」 » 自己表現とは » 創造性テストとは何か?

創造性テストとは何か?

目次

新しいアイデアや価値を生み出す能力のことを創造性といいますが、特にクリエイティブやアートの分野において求められます。その創造性を測るためのテストとして「創造性テスト」がありますが、どのような内容なのか解説します。

創造性テストとは

新しい価値を見出す力を測るものとして、創造性テストが行われています。以下に2つの創造性テストを紹介します。

トーランスの創造性テスト

トーランスの創造性テストは英語で「Torrance Test of Creative Thinking (TTCT)」といい、学校や優秀な人材を得たい企業などでも取り入れられることがあります。

開発者であるE. Paul Torrance自身が行った12年間の追跡調査では、高校時代にTTCTで高得点を取った生徒が、成人後に創造的な成果(特許、出版物、芸術作品など)を挙げる傾向があることが示されました。※

創造的思考を、以下のように分類しています。

出題の形式としては、図形形式と語彙形式があります。

図形形式では、図形を用いたアイデア生成や問題解決が出題されます。例えば未完成の図形が提示され、それを完成させるためにアイデアを出すといった内容です。

語彙形式では、言語を用いた創造的思考を評価します。特定のテーマが与えられ、それについて多様なアイデアや質問を出していきます。

テストは個別またはグループで実施され、所要時間は通常30〜45分程度。標準化されたスコアリングシステムを用いて、各能力ごとに点数が付けられます。

※参照元:APA PsycNet®(https://psycnet.apa.org/record/1973-21112-001)

S-A創造性検査

S-A創造性検査とは、G.P.ギルフォード博士が考案した創造性テストをベースに、日本向けに標準化されたものです。小学4年生から大学生を対象年齢としています。

従来の知能検査では測れなかった「創造的思考」、特にアイデアを多方面に広げる「拡散的思考力」に焦点を当てて測定します。

この創造的思考力は、以下の4つの特性で評価されます。

S-A創造性検査のスコアは、知能や学力とは約0.4程度の相関にあることから、ほぼ独立した機能を示しているとされます。つまり、学力の高さ、頭の良さだけでは測れない、個人の独自の能力を測ることができます。

テストには言語版・絵画版があり、それぞれ3つの課題で構成されています。

言語版は、応用力・生産力・空想力の3つの種類の問題が出されます。例えば、空想力の課題として「あり得ないことが起きたらどんなことが起こるかを考える」といった問題です。

絵画版では、着眼力・発想力・構成力の3つの課題が出されます。着眼力では抽象的な図形を完成させる、発想力ではおもちゃなどの装置や機能を考える、構成力では、問題解決のための手段や方法を考えるといった内容になっています。

創造性テストの注意点

創造性テストでは独創性や流暢さなどを評価しますが、創造性とはそれだけでは測れない多面的なものです。情緒面や社会的創造性などほかにも重要な側面があり、テストだけでは十分に評価されません。

また評価者の主観的な判断が評価を左右するため、一貫性のある評価をすることが難しい面もあります。

さらに何度も受験すると、慣れによる結果の向上がみられ、正確に評価されないことも課題です。

美大全編集チーム
美大全編集チーム
創造性テストは見えない力を評価するテスト

創造性とはオリジナリティのある斬新な発想を形にし、役に立つものを作り出す力です。目に見えない力ですが、それを評価するために考えられたのが創造性テストです。創造性は多様な面があるため、創造性テストですべて評価されるとは限りませんが、クリエイティブやアートを目指す人なら、受けてみてもよいでしょう。

当サイトでは、自分を表現する創作・創造の場となる美大予備校について紹介していますので、美大への進学に興味を持っている方は、ぜひチェックしてください。

関連記事