美大入試や在学中の課題とは?
美大入試では、合否を判定する項目の一つとして「課題」があります。また在学中にも課題が出されるため、課題を提出・評価してもらいながら実力をつけ、卒業を目指すのが一般的です。
ここでは美大入試・在学中の課題の量や種類、内容などを紹介します。
美大入試の課題
美大入試の課題=実技試験として実施されます。実技試験はどの学科・どの学部を希望するかによって異なるため、美術予備校などで合格に向けて実力をつけたい場合は、自分が希望する学科の美大入試に備えた課題練習が必要です。
ここでは美大入試の課題の一部を紹介します。
デッサン
デッサンは、鉛筆のみと使用する道具が限られている場合もあれば、自由に道具を使用できるデッサンもあります。デッサン用の小物が用意され、その小物を描くというケースが多いようです。
油絵
油絵を専攻する学科を希望する場合は、油絵の課題を入試で行います。こちらもデッサンと同じく、小物を自分なりに工夫しながら並べ、油絵として描くケースが多いようです。
着色写生
あらかじめ白黒で描かれている絵に、着色する課題です。着色でいかに絵の魅力を高められるかが大事なポイントになるでしょう。
イメージ・ドローイング
イメージ・ドローイングでは柔軟な思考力・発想力・表現力などを確かめます。出題される「言葉」からイメージを無限に膨らませ、そのイメージをキャンパスで表現することが大切です。
美大在学中の課題
美大在学中も、さまざまな課題があります。一見美術とはつながりがないような課題もありますが、実はどの課題にも大切な目的があるのです。
美大在学中の課題の種類
課題の種類は、デッサン・造形・イラストレーター・水彩・陶芸など、多岐にわたります。美大の特徴や力を入れている分野、そして専攻などによっても異なりますが、さまざまな課題があると考えておきましょう。
特に種類が多いのは、1年・2年生の時期です。まだ美大に入学して間もない1年・2年生は、幅広い知識を身に付けるためにさまざまな経験を積む必要があり、とにかく多くの種類の課題をこなさなくてはなりません。
課題には「提出期限」がある
課題は、それぞれ提出期限があらかじめ定められています。期限を超えると評価してもらえなくなる可能性もあるため、気を付けなくてはいけません。期限に余裕がなく、課題を期限内に完成させるために徹夜しなければならない、という美大生も多いようです。
もちろん上手にスケジュールを立てて進められれば良いのですが、なかなかうまくいかないのが現実です。
美大の課題に取り組むために必要なスキル
集中力と体力
課題は、自分との戦いです。はじめは長時間座ってじっとモチーフと向き合い、絵を描き続けるという行為そのものができない人も多いでしょう。しかし練習を続けていくと、自然に集中力と絵を描く体力がつきます。
美大入試では3時間を超える課題も多いため、集中力と体力はとても大切です。美術予備校で集中力と体力を身に付けておけば、美大入試の課題も在学中の課題も集中して取り組めるでしょう。
アイデア・発想力
課題で出題される内容は、美大入試・在学中の課題ともさまざまです。課題に応じた作品をつくるためのアイデアと発想力を鍛えておかないと、課題が出されたときに何を描けばいいのか、何から手をつければいいのかわからなくなってしまいます。
まずは美的感覚を養うために、好きなもの・身の回りのものに触れてみましょう。
自分の表現にたくさんの引き出しを持っておくと、どんな課題にもスムーズに取り組めます。
美大受験前に課題を確認しておこう!
美大入試を迎える前に、自分が受験する予定の美大の入試ではどのような課題が出されているかを調べてみましょう。どの美大でも、過去の入試問題が閲覧できます。
課題の出題傾向を確認することは、入試に合った実力を養ううえで大切です。
以下のページでは、神奈川県にある「湘南美術学院」を紹介しています。美大合格を勝ち取るための美術予備校として、数多くの生徒が通学している予備校です。美大を目指している、美術予備校を探しているという方はぜひ参考にしてください。