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美術予備校の夏期講習

美術予備校の夏期講習

美大受験のための予備校では、学校の夏休みになると夏期講習が行われます。夏期講習は普段の授業よりも更に深く学べるため、美大合格への道のりが近づくでしょう。ここでは美術予備校の夏期講習の概要と夏期講習を受講するメリットを紹介します。

目次
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夏期講習とは?

夏期講習とは、学校の夏休み期間に行われる短期講習のことです。講習の期間内で1つの作品を作り上げる、受講生の作品を並べて順位付けする、受験本番で行われる内容に近い課題に挑戦するなど通常の授業とは異なるカリキュラムで進められます。

授業料が別途必要になり、夏期講習代として予備校に支払うことになります。夏は長期休暇なので、費用は高額になるかもしれません。

夏期講習の期間

夏期講習は、夏休み期間である7月から8月下旬に行われます。長いところでは9月下旬までの場合もあります。

1週間ごとのテーマ性

夏休みの期間に合わせて実施され、1週間ごとにテーマを設けたカリキュラムが組まれます。

1週間集中してテーマに取り組めるので、ひとつずつ学びやすいでしょう。

前期・後期タイプ

夏期講習期間を前期と後期に分けて学習するパターンです。前期は7月中旬から8月上旬、後期は8月中旬から8月下旬となるのが一般的です。

前期は復習、後期はこの先の予習などのように、前期・後期で異なるテーマが設定されています。

短期集中型

1週間から2週間程度の短期間の、集中講習です。予備校ごとに期間は異なりますが、短期間で学びたい人に向いています。

申し込む時期

一般的には、毎年5月から6月頃に夏期講習の申し込みが行われます。申し込み開始時期に申し込むことで、希望コースやスケジュールが確保しやすくなるため、早目にどの予備校にするか、どのコースにするか決めると良いでしょう。

また、予備校によっては早期申し込み割引などの特典が適用されることもあるので、早めにチェックして申し込むことがおすすめです。

集団指導予備校の場合は7月中旬頃まで、個別指導塾の場合は8月下旬頃まで夏期講習の申し込みを受け付けています。ただし途中からの参加となると授業についていけない場合もあるため、事前にしっかり自学しておく必要があるでしょう。

夏期講習の内容

夏期講習のコースによって学べる内容が変わります。受験対策に特化しているもの、セットになっているものなど、さまざまですので、自分に合った内容を選びましょう。

基礎科

芸大・美大入試に必要な実技内容を行いながら、総合的に基礎力をつけていきます。石膏デッサン、静物デッサンの基本課題や構成課題、塑像、人物などの入試を想定した内容も盛り込まれています。

デッサンは必須なので、鉛筆、木炭で行い、着彩もアクリル、油彩、透明水彩など選択して適正を見極めることも可能です。

学科

学科では国語と英語を中心とした基礎学力の底上げと各美大学科試験、さらに共通テストの出題形式への対応力を学習します。

8月は学科の最終強化期間として、古文漢文、英語リスニングなどあまり時間をかけてこなかった分野を強化し、学科を受験の武器にできるよう攻略していきます。

デッサン

芸大・美大受験の基本となるデッサンを、授業と実技で丁寧に指導します。通常、石膏デッサンと静物デッサンを行います。予備校によっては個別面談を行い、以降の夏期講習受講の選択をサポートします。受験の実技に対応できるデッサン力を身につけます。

ポートフォリオ対策

ポートフォリオとは活動履歴資料のことです。総合型選抜や学校推薦型選抜では、ポートフォリオの提出が求められることが多くなっています。ポートフォリオはただ今までの作品をまとめれば良いという訳ではないため、ポートフォリオ作成を実際に行います。

夜間

カリキュラムは昼間部より少なくなりますが、目指す学科に必要な基礎課題をこなしていきます。石膏・静物・人物を中心としたデッサンや技術材料を理解した描写の仕方など、志望する各大学に応じて基礎的なことを学びます。

予備校によっては後期以降を志望校に合わせてクラス編成を行うこともあります。

学年ごとで学ぶ内容

芸大・美大を目指す高校生は、学年によって学習する内容を意識すると良いでしょう。各学年で夏に押さえておきたいポイントを説明します。

高校1年生

高校入学したばかりで初めての夏休み。美大を目指したいとすでに希望している人は少ないかもしれませんが、基礎学力はしっかり身につけておきましょう。ここでつまずくと、さらに難しくなる学科の学習が大変になります。

1年生の夏は、1学期の総復習として基礎力をしっかり固めましょう。

高校2年生

2年生の夏はすでに1年後には受験を控えている時期です。これまでの復習・基礎固めはもちろんのこと、余裕を持って学習ができるよう予習も視野に入れた学習をしましょう。

すでに美大を志望しているなら、デッサンなど基礎の練習も必要です。

高校3年生

高校3年生の夏は受験の追い込み時期です。部活などで忙しかった人も、受験対策に真剣に取り組む時期なので、志望する美大に必要な実技を中心に、学科の基礎をしっかり学習していきましょう。

総合型選抜や学校推薦型選抜なら、あと数ヶ月で受験本番ですから、対策を万全にしていきます。

浪人生

受験経験のある浪人生は、自分の弱点や苦手分野を徹底的に学習することがポイントです。学科の総復習はもちろんですが、夏には自分の課題を集中的に克服する時期にすると良いでしょう。

美術予備校の夏期講習を受講するメリット

美術予備校の夏期講習を受講するメリットは、以下のとおりです。

長期休暇を生かして実力をつけられる

普段は学校生活を送りながら美術予備校に通学している受講生にとって、夏期講習は短期集中で美術の実力をつけられるチャンスです。学校生活と両立する場合、美大受験のための勉強にさける時間は限られていますが、夏休みになれば朝から夜まで丸ごと美大受験のための勉強ができるでしょう。

没頭して勉強できれば、普段よりも作品作りがはかどり、実力をつけられるはずです。

生活のリズムが整う

夏休みになって学校に行かなくなると、つい夜遅くまで起きたり、お昼すぎまで寝てしまったりしがちです。生活のリズムが崩れると、いざ美大受験のための勉強を始めようと思ってもなかなか集中ができません。

夏期講習を受講すると朝早く起きて予備校に行くため、日々の生活リズムが崩れずに済むでしょう。夏期講習での目標をあらかじめ立てておくと、その目標に向けて集中して取り組めます。集中できるときに集中して、休むときには思いっきり休むなど、メリハリのある生活ができるでしょう。

講師に質問して理解を深められる

夏休みはたっぷり時間があるから、夏期講習ではなく自分でスケジュールを立てて美大受験の準備に取り組めばいいのでは?と思う人もいるかもしれません。

しかし、自分だけで課題に取り組んだり、知識を深める学び方では、わからないことや不安なことがあってもすぐに相談できません。夏期講習であれば、講師に相談し不安なことやわからないことはすぐに解決でき、理解が深められるでしょう。

夏期講習を受けるポイント

学校がない夏休みは、時間を自由に使えるため受験の成功を握る重要な時期です。成績をぐんと伸ばすために、夏期講習を受ける際のポイントを解説します。

目的・目標設定を明確に

夏期講習では集中して学習できるチャンスです。しかしながら具体的な目的や目標がないまま受講すると、ただ夏期講習に参加しただけになってしまいます。

費用や時間を無駄にしないためにも、夏期講習で学ぶ目的や目標を明確に設定して臨みましょう。

本当に必要な講座か

あれもこれもと欲張りたくなる気持ちはわかりますが、夏期講習は短期集中で学ぶことが大切なので、講座の取りすぎには注意が必要です。

本当に自分に必要な講座は何かを突き詰めて考え、必要な講座だけを選択するようにしましょう。

自分のレベルに合っているか

夏期講習の内容が自分のレベルにマッチしていないと、受講しても無駄になってしまいます。レベルが高すぎても低すぎても良くないため、事前に講座の内容や学習内容をチェックして自分の学力レベルに合っているのかどうかを確かめましょう。

美大全編集チーム
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美大受験を成功させるために、美術予備校の夏期講習をチェックしよう

夏休みは学校がなくなり、自分の自由時間が増えるため、自分に必要な学習を集中的に行うチャンスです。夏休みという限られた時間に集中して取り組むことで、飛躍的な実力アップが可能です。美大合格を目指して美術予備校の夏期講習を上手に活用し、夏を制しましょう。

当サイトでは、美大合格のために役立つ情報を多数紹介しています。以下は、神奈川県にある「湘南美術学院」を紹介しているページです。湘南美術学院でも夏期講習を開催しており、講師との個別面談の実施、個人ロッカーの貸与、全国どこからでも参加しやすいようなサポートなど、通いやすいようにフォローできる体制を整えています。

美大を目指している、美術予備校を探している、美術予備校の夏期講習を受講したいという方はぜひ参考にしてください。

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